もちろん、例のアレ。
直前の場面では、ジダンのほうから話しかけてます。
これは、マテアニキが抱きつくようにディフェンスしてたのに対して、
「そんなに俺のシャツが欲しいのか?
だったら、試合が終わったらくれてやるから慌てるなよ。」
なんてことを言ったらしいですね~。お洒落。
それに対して、マテアニキが目線もあわさずにイタリア語で言った”言葉”に対して、ジダンの表情が一変。
きびすを返し、その言葉に対する返答を返したわけですが・・・
この一連の流れを表現するものとしては、宇都宮さんが
コラムで書いていた文が印象的でした。
いったい、どんな悪魔の言葉をささやいたら、談笑していた相手が烈火のごとく怒り出し、頭突きを食らわせるまでに至るのか、私にはちょっと見当がつかない。
全く、同感です。
自分に置き換えてみても、衝動的に暴力を振ってしまうような言葉とは、何だろう?
ちょっと想像できません。
彼のルーツであるアルジェリアを侮蔑する表現として「テロリスト」と言ったとか、母親もしくは妹を売春婦呼ばわりしたとか、色んな憶測が飛び交ってますが、根拠が「読唇術」だったりしますので、全くアテになりませんね。
結局は、ジダン本人の口から真相が語られるのを待つしかない、ということでしょうか。