夕べのバーレーン戦で、日本はみごと勝ち点3をゲットし、ドイツ行きへの切符をほぼ手中にした(北朝鮮戦で、引き分け以上で決定。万が一負けても、バーレーンがイランに引き分け以下でも決定する)。
お隣の
韓国が引き分けたりしているのを見ると、W杯予選というのは本当にタフだと思う。その中で結果を出したことに対しては、素直にスバラシイ。
しかし、内容に対してはいくつか課題があるのも確かだ。自分が感じたものを書いてみたいと思う。
1).両サイドの機能不全
ボールを長くキープして攻めるジーコJAPANのスタイルでは、サイドを崩すことが重要課題なのでは。そうすると、予選を通じての両サイドの働きには疑問が多い。
右サイドは攻低守高、左サイドは攻高守低といえるが、攻撃に関しては研究されているということもあり、最近の試合ではほとんど機能していない。特に、クロスの成功率があまりにも低い。
2).三都主の低調
某サイトでは「安定して不安定」と揶揄されるこの選手、もちろん素地はすばらしいものを持っていると思うが、ここまで低調なプレイをされると、目の敵にもしたくなってしまう。
昨日の試合でも、1対1の勝負で下手な倒れ方をしてイエローを取られるわ、前半終了間際に危険な位置でボールを取られて(そのあとロクにボールを取り返しにいかない)、決定的なミドルシュートを打たれる起点になるわで、ひどい出来だった。
幸い(?)次は出場停止で出場できないが、そろそろ代わりの選手を使うべきでは。
3).シュートの意識の低さ
ゴール前までボールを運ぶが、そこで横パスを選択することがおおすぎ。簡単かつ強引にシュートを狙いにいくことも必要じゃないのか。
前半20分ごろ、中田英選手がミドルシュートを打ちにいったが、それまではシュートよりパスを選択することが多かった。特にFW柳沢選手は前半は動き出しやシュートへの意識がよかったが、後半疲れが見えてからはパスの選択や消極的なプレイが目立った(GKをかわしておいてから、パスって!!)。
4).不思議な選手交代
あきらかにバテバテな展開で、残り五分まで選手交代をしないのは全く意味がわからない。早い時間に柳沢→大黒、小笠原→玉田に変えるとあと2、3点取れたんじゃないか・・・。まあ、結果論ですけど。
などなど。
最後に個人について生意気にも点評などしてみる(10点満点)。
GK川口:5.5 セービングやポジションどりに不安定さが見えた。
DF田中:6.0 安定して守備をしていたが、後半疲れからか不用なファウルが。
DF宮本:6.0 最近の試合の中ではコンパクトに守備をしこうとする意識があった。
DF中澤:6.5 ハイボールへの強さはさすがで、自分より大きい選手相手にもほとんど競り負けなかった。
MF福西:6.0 本来得意な攻撃参加を封印し、安定したプレイを展開。
MF中田英:6.5 シュートへの意識、危険な空気を察知してつぶしにいく早さ、味方へのコーチング、縦パスの正確さなど、あげればきりがないほどチームに貢献。試合終了直後に玉田に何を言ったのか気になる(笑
MF加地:5.5 守備に奮闘するが、攻撃に関してはほとんど貢献できず。
MF三都主:4.5 不用意なプレーで味方のピンチを演出。攻撃でも有効的なプレイが出来なかった。
MF中村:5.5 厳しいマークで腰を痛めた(?)のか、キレが見られず。期待が大きい分、残念な出来だったが、点にからんだので、若干のプラス。
MF小笠原:7.0 この選手も好不調の出来が激しいと思うが、この日は彼本来のプレイが出た。ふてぶてしく冷静なプレイ。小柄ながらも肘や背中を有効に使い(笑)あたりまけしない強さが出て、ここ一番のシュートもすばらしかった。
FW柳沢:6.0 前半の動き出しのよさやボールへ絡む意識はよかった。後半、疲れからかプレーの質が下がったのが残念。
MF中田浩:5.5 短い時間だが無難にプレイ。
MF稲本:5.5 同じく短い時間だが、積極的に前に行こうとする意識を見せた。
FW玉田:- 彼の場合、短すぎて評価できず(笑)。その中のプレイで中田英選手に文句(?)をいわれたのは少しかわいそうかなと。
監督ジーコ:6.0 柳沢、小笠原を起用し当たった時点では7.0、選手交代のまずさ(?)で-1.0.
皆さんの評価は、いかがですか???