今日飛び込んだ、信じられないニュースについて・・・
逮捕された選手は、高校生時代から逸材として注目され、各年代の代表にも呼ばれていた有望・有名選手だっただけに、非常に驚きました。
犯した罪は罪として、本人が罰を受けてしっかりと反省してもらいたいです。
そして、被害者へのケアも(被害者に対しては第3者が「騒がない」のも大事なケアのひとつだと、自分は思います)充分に考えてもらいたいです。
上記は当たり前のこととして、別の観点でも少し考えてみたいと思います。
このような問題が起きた場合、よく話題になるのが以下のような点があると思います。
1).クラブの管理責任はどこまで?
2).再発を防ぐためには?
3).問題を起こした選手の復帰については?
いずれも難しい問題ですが、ひとつずつ考えてみます。
1)については、個人的には、選手のプライベートまで含めてクラブに管理責任を問うのは厳しいのではと考えています。
しかし、日本における現実問題として考えると、クラブのイメージ、スポンサーへの影響、社会全体のスポーツ選手に対するイメージ、など影響の大きさを考えると、少なくともクラブ側から管理責任が無いとは言えない状況ですね。よって、クラブとしても事後の対処や再発防止に最大限努める必要性はあるでしょう(言うまでもなく、やっているでしょうけども)。
2)についても、難しいところ。
現実には、リーグから各クラブに再度の周知徹底を促すしかないのでしょうけども、ほとぼりが冷めたころにまた出来心をおかしてしまう人が出ないか、心配はあります。
(事実、同様の問題は過去にもありましたし・・・)
3)これについては、まず刑事罰なら罰をしっかりとうけ、社会復帰が認められる段階になってからの話ということが前提として。
まだ若い選手ですし、これで選手生命終わりというのは、個人的には非常にしのびない気がします。
社会復帰できるようになってから、過去の事件と比較して処分(1~3年の競技者登録禁止等)を課す、その期間にボランティア活動など一定の社会貢献活動を行い、その経過をみて反省がみられるようであれば、復帰を検討するという更生プランを、逆にクラブ側から提案してもいいのではないでしょうか。
しかし、世間に与えたインパクトは非常に大きく、「永久追放か?」などの過激な文字も飛び交ってますね・・・
事件の内容にもよりますが、過ちを償ったものには、再チャレンジの可能性も残してもらいたい気もします。
そのためには、彼の周りのサポートも必要でしょうね。
こうした事件は「本来あってはならない」ものですが、反面、プロチームが広がり選手の絶対数が増えてくれば、「可能性としては起こりえる」ものでもあるでしょう。
そういった意味では、予防に努めるべく教育する、危機管理、事後のケアなども、これからのクラブ運営には求められてくるのだと思います。