しかし、ゲームの進化とともに、審判の進化も求められていることも確か。
攻守がめまぐるしく変化する現代サッカーにおいては、現行の主審1人に副審(線審)2人だけでは、確認できないプレーも増えてきていて、これが誤審を引き起こす要因のひとつにもなっていると思います。
(第4審判もいますが、実質的にはジャッジに関わることは少ないでしょう。)
もちろん、審判側もそれは充分に認識していて、様々な試みや改革案が検討されています。
際どい判定に対してはビデオ映像の導入、ゴールの判定に対してはマイクロチップの導入、などなど。
しかし、どれもデメリットが大きさから反対意見が多く、正式採用には至っていないようです。
そこで、実用的な案として、FIFAが副審4人制が協議されているという記事が出てました。
FIFAが副審4人制を検討
http://www.nikkansports.com/soccer/f-sc-tp0-20070601-206953.html
具体的なことは書かれていないんですが、線審を4人に増やすということなのかな?
ですが、審判を実質2人増員するというのは、人数確保の面で考えると、プロアマ統一のルールとして採用するには難しいのかなという気がしてます。
個人的には、副審といわず、主審を1人増やして、主審2人と副審(線審)2人の合計4人で実際に試合を担当する制度を試したほうがいいのではと思ってます。
これに近い制度をとっているのは、動きの激しいバスケ。
主審2人を最低基準にしていて、担当をコート半分にわけながら対角線に動くことで、移動による負担や、死角を減らすように工夫されています。
サッカーでもこれを真似てみてもいいんじゃないかな~とは思っているんですが・・・どうなんでしょうね。
(以前、この試みはすでに実験されているという話を聞いたことがあるんですが、どの程度すすんでいるんでしょう?)